2025年9月19日放送 4:00 - 4:10 NHK総合

ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅
ニッポンの里山ふるさとの絶景に出会う旅▽ヤマガラと恵み分け合う庭 和歌山有田川

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅)
ヤマガラと恵みを分けあう庭 和歌山県 有田川町

和歌山県のほぼ中央に位置する有田川町では江戸時代につくられた扇状の棚田が今も利用されている。町の8割が山林で人々は林業などで暮らしてきた。峰伸汎さんは庭で梅・山椒・しいたけを栽培している。庭の斜面にはシュロの木がある。弘法大師が中国から持ち帰ったとの言い伝えがあるという。シュロ皮の繊維は水に強く伸縮性があるため暮らしに活かされてきた。峰さんが剥いだシュロ皮は隣町に運ばれ、たわしに加工される。最近はヤシなどで作った輸入品がほとんどだが、シュロはしやなかさや肌触りの良さが特長だという。峰さんの家では今もシュロのほうきや縄を使っている。9月になるとカヤノキが実をつける。庭に落ちた実を拾い集め、皮を剥いて火を通す。アーモンドのような味わいで冬の保存食として活用されてきた。カヤの実を庭に並べるとヤマガラがやって来た。庭の片隅にはシュロの苗木が植えられている。

キーワード
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里山 季節のことば

「白雨」は明るい空に降る雨を表す夏の季語で暑い日の午後に降る夕立を意味する。「黒雨」は暗い空から降る梅雨の雨。黒風白雨は強い風と夕立を表す。

キーワード
梅雨

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