全国有数のみかんの産地・和歌山県有田市では大きくて甘いみかんを作るために黄色く色づく前の青いみかんをの実を間引く作業が行われてきた。これまで廃棄されてきた青いみかんを新たな特産品としようと取り組んでいるのが地元の若手農家・橋爪祐介。2年前インターネットで青いみかんの販売を始め、炭酸割りなどに使えることをアピールしたところ多くの人から反響があった。そこで橋爪は去年から畑の一部を青いみかん専用の畑にして収穫量を増やすことにした。ことし橋爪は県内有数の観光地・白浜町のリゾートホテルと協力して青いみかんを使ったメニューづくりを進めている。出来上がったのが青いみかんのカクテル。観光客だけでなく地元和歌山の人たちにも青いみかんを知ってもらおうと、橋爪は和歌山市内の飲食店でも青いみかんを使ってもらいその存在を広めている。廃棄されていたものを新し特産品に。橋爪は地元の人が青いみかんでだれでも収益を得られるようにして地域おこしにつなげたいと考えている。