投開票日が早くも10日後に迫っている第50回目の総選挙。注目選挙区の1つが八王子市の一部が対象となる東京24区。6人が立候補している。その1人、重要閣僚を歴任した萩生田光一候補。政治収支報告書の不記載問題に絡み自民党を非公認に。萩生田候補の意外な援軍となったのが安倍元総理が亡くなって以降政治の場から距離を置いてきた昭恵夫人。同じ東京24区からそんな安倍政治との完全決別を掲げているのが立憲民主党公認の有田芳生候補。有田候補はアベノミクスの失敗に加え収支報告書の不記載問題など安倍政治と、それに関わる政治家らが日本にマイナスをもたらしたと訴える。立憲にとって東京24区はこの選挙戦での象徴的な場所。新旧代表らが連日、駆けつける。政治とカネ問題を追及する候補は他にも。道行く人に自らビラ配りを行う日本維新の会公認の佐藤由美候補。今日、東京都八王子市内を回った佐藤候補は八王子から裏金政治を一掃すると訴えた。知名度の高い候補者に挑む今回の選挙戦。ここまでの手応えについて、「頑張ってほしいと声をいただく方が多い」と話す。裏金問題が大きな争点に浮上する東京24区で、違う争点を打ち出そうという候補者もいる。国民民主党公認の浦川祐輔候補は、東京24区の候補者の中で最も若い31歳が訴えるのは、これまでの景気浮揚策からの脱却。浦川候補「自由民主党が得意としているのは公共事業。車を通し、電車を通し、新幹線を通す、空港を造る。国民民主党ができる政策は、民間企業の方々と一緒にイノベーションしていくということ」。今回の選挙戦について浦川候補は、自民党の不記載問題や公認問題が起こったことで結果として政策面が問われていると話す。参政党から立候補している與倉さゆり候補は、「参政党は積極財政で減税して、国力を上げたいと訴えております。自民党はもうやめようかなという方もいる、そういう声を聞くのでどこにいれようかと新たに考えている方にとっては、私たちは追い風になっているのかなと思う」と話す。この他、東京24区からは無所属で畑尻文夫候補も立候補。投開票は今月27日。