朝日ライフアセットマネジメント・武重佳宏さんが電話で解説。日経平均予想レンジ:3万4700円〜3万5400円。先週末の米国雇用統計で、非農業部門雇用者数が市場予想を下回り、米国景気対する不安が払拭されなかった。円高に振れていることもあり、本日の日本株はやや値幅が出て下落することが見込まれる。注目ポイント:資本収益性の重要性。資本収益性について解説。生命保険協会実施アンケート調査「企業(中期経営計画の指標)、投資家(経営目標として重視すべき指標)の回答上位」。投資家が資本収益性を重視していることがわかる。東証の資本コストや株価を意識した経営の養成などを受け、中期経営計画でROEに加え、ROICの目標を設定する企業も増えている。ROEから資本コストを引いたエクイティスプレッドが重要。武重さんは「米国大統領選挙や円高リスクなどマーケットに不安材料が残る中、今後も資本収益性が意識される場面が増えると考えている」などと話した。