露朝急接近に関する解説。スカイ・ニュースによると「今回の露朝会談で、プーチン大統領は北朝鮮を独立国家だと認めたのは、我が国ソ連だったことを思い出して欲しい」と話したという。更にBBCによると「晩餐会でプーチン大統領は”1人の旧友は2人の新しい友に勝る”というロシアのことわざを紹介した」と建国当初から繋がりの深さをアピールした。一方で金正恩総書記の行動にも変化が。最高指導者に就任後、初外遊に選んだのは中国であった。その際金正恩総書記は「最初の外国訪問が中国の首都になったのは当然だ」と発言し、その後も4回中国を訪問したがロシアへの訪問は1回だけである。しかしコロナ禍が明けた最初の外遊先にロシアを選んでおり「友情に深いルーツがあり、ロシアとの関係構築には我が国の最優先事項だ」と話している。
一方で、これまで北朝鮮の後ろ盾をしてきた中国とは距離を置いている。2018年の北朝鮮建国70年軍事パレードには栗戦書全人代常務委員長を派遣しており、当時の最高指導部3位である。朝鮮中央通信によると「今月9日に行われた建国75年軍事パレードには劉国中副首相率いる代表団が出席した」という。劉副首相は最高指導部メンバーではないため、事実上の格下げともいわれている。こうしたロシアと北朝鮮の急接近に静観している中国の姿勢について笹川平和財団の小原氏は「中国は国内経済が非常に悪く根本的に解決するためにはアメリカに経済制裁の緩和や解除をしてもらわないといけない。両国の関係を切った訳では無いが、国の信頼を損なわないため静観している」と話した。
一方で、これまで北朝鮮の後ろ盾をしてきた中国とは距離を置いている。2018年の北朝鮮建国70年軍事パレードには栗戦書全人代常務委員長を派遣しており、当時の最高指導部3位である。朝鮮中央通信によると「今月9日に行われた建国75年軍事パレードには劉国中副首相率いる代表団が出席した」という。劉副首相は最高指導部メンバーではないため、事実上の格下げともいわれている。こうしたロシアと北朝鮮の急接近に静観している中国の姿勢について笹川平和財団の小原氏は「中国は国内経済が非常に悪く根本的に解決するためにはアメリカに経済制裁の緩和や解除をしてもらわないといけない。両国の関係を切った訳では無いが、国の信頼を損なわないため静観している」と話した。