アメリカ・イギリス・オーストラリアの国防相は、8日、共同声明を発表し、3カ国の安全保障の枠組み「AUKUS」連携の第2の柱である先端防衛技術開発分野で、日本との協力を検討していると明らかにした。第1の柱に据えているオーストラリアに原子力潜水艦を配備する計画は、引き続き3カ国に限定する方針だ。岸田総理とバイデン大統領は、10日の首脳会談で、AUKUSと日本の連携について話し合うものとみられる。木原防衛大臣は、AUKUSの取り組みについて、インド太平洋地域の平和と安定にとって重要で、一貫して支持するという立場を示した。具体的な協力については、今後、AUKUS側で検討されると述べるにとどめた。