台湾のTSMCの進出に伴い、工場で大量に使われる地下水の保全が課題となるなか、対策について話し合う県の推進本部が2回目の会議を開き、地下水の水位をホームページで常時確認できる装置を県内30か所あまりに設置する方針などが説明された。TSMCをはじめとする県内の半導体関連企業が製造工程で大量の水を使うと見込まれるなか、熊本県は地下水の保全に向けた取り組みを進めるための推進本部を設置し、きょうは県庁で木村知事も出席し2回目となる会議が開かれた。担当者からは地下水の水位の変動を常時ホームページで確認できるシステムを今後県内に35か所設置し、このうち合志市と菊陽町にまたがるセミコンテクノパーク周辺と、熊本市中央区水前寺の2か所については、来月下旬をめどに、先行して運用を開始する方針が示された。