岩手の山奥で暮らす誠志さんに密着。家は水道がなく井戸水をホースで引いて生活用水にしていた。山でなめこを育てる誠志さんは、山にいるときにクマと遭遇し20秒間戦った。その様子を撮影していた映像をYouTubeに投稿し、全国ニュースで放送された。以来、山に行く際は必ずクマ撃退スプレーや拡声器を持って対策している。誠志さんは高校卒業後に上京し工業用ロボットの部品を製作する会社に就職したが、山のない都会生活に馴染めずUターン。盛岡市のスポーツ用品店で働いた。22歳で結婚し、長女が誕生した。食品加工会社に転職し、夫婦二人三脚で働いた。故郷の岩泉町は2016年の台風10号の被害によりキノコや山菜の収穫量が減少し、誠志さんは55歳で脱サラし地域おこし協力隊として単身岩泉町へ。キノコの加工製品などを販売している。