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「本気モード」 のテレビ露出情報

ロシアによるウクライナへの侵攻からまもなく3年となる。ロシアやウクライナなど旧ソビエト、東欧諸国のITエンジニアを日本に招いて地域の課題解決に活躍してもらおうという取り組み。背景にあるのは侵攻の影響を避けたいというのがITエンジニアのほかの国への流出。エンジニアを日本に仲介する企業によると流出したITエンジニアは約30万人にのぼるという。こうした人材を仲介する会社を窓口にして地方の企業に紹介し、さらには長期的なビザを発給し、長く日本で働くようにする取り組みが行われている。島根県出雲市にあるIT企業を取材。去年秋からエンジニアとして働いているのがロシア出身のカルナウフ・アンナさん。ロシアや東欧諸国は冷戦時代から理数系の教育が進んでいて、高度な人材を生み出すITの先進地。その技術力を活かして取り組んでいるのが河川に取り付けたセンサーで川の水位を測って監視するシステム。アンナさんが来たきっかけはロシアによるウクライナ侵攻で、当初はジョージアに避難したが生活が苦しく再びロシアに戻っていた。ウクライナとの国境近くに住んでいたため常に身の危険を感じていた。出雲市にあるジョイントベンチャーPeople Cloud・牧野寛さんはウクライナ侵攻前、ロシア国内でIT事業を行っていた。出雲市や地元企業などと一緒にPeople Cloudを設立。東欧エンジニアの採用のため、マッチングイベントを実施。これまで約30人が日本に移住し働いているという。アンナさんも去年夏このマッチングイベントに参加し日本に移住した。アンナさんは仕事だけでなく日本文化を学ぶことで地域に溶け込もうとしている。この日は先輩のアリーナさんから書道を教わった。今後は出雲に住む外国人のコミュニケーションを支えるシステムを開発し地域貢献したいという。
一方、香川県三豊市ではウクライナやロシアなどから来たエンジニアたちが地域の魅力を発信する新たなサービスの開発を進めている。ウクライナ出身のドミトロさんは侵攻が始まった時、ポーランドで働いていたが侵攻の長期化でウクライナに戻れず日本に活路を見出すことに。ドミトロさんが務めているのは三豊市の町おこしをしている会社。廃校を活用したスイーツファクトリーなどを運営してきた。三豊市はデジタル化の普及に課題があり、本気モードでは高齢者でも簡単にデジタルを活用できる仕組みを作りたいと去年、IT部門を立ち上げ、ドミトロさんを含めた5人のエンジニアを採用した。今取り組んでいるのは、音声入力だけでホームページが作れるアプリなどの町の情報を誰でも簡単に発信できるシステム。エンジニアはロシア、ウクライナ、アルメニアと出身地はバラバラ。国の状況は個人レベルには関係なく、ここで出会って働き友達になるとみんないい人たちと話した。ドミトロさんは町を訪ね歩き電車や浜の風景を撮影、この写真を使ってRPGを作りゲームの中に三豊市の景色を入れることで遊びながら香川の良さを知ってもらいたいという。

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