- 出演者
- 宮崎慶太 池田伸子 伊藤海彦 志賀隼哉 黒田菜月 田中美都
オープニング映像。
アメリカのトランプ政権が発足してから1週間余り経った。トランプ大統領はカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課すとともに、中国からの輸入品に10%の追加関税を課す考えを示してきた。ホワイトハウス・レビット報道官はトランプ大統領がカナダとメキシコ、中国からの輸入品に関税を課す時期について、引き続き来月1日で検討を進めていると明らかにした。関税を巡っては新たな財務長官に承認されたベッセント氏がすべての国からの輸入品に一律で関税を課す措置として税率を2.5%から段階的に引き上げる案を支持していると報じられていた。これについて報道官は、2.5%は低すぎる、もっと高くしたいと大統領は考えていると話した。
高橋祐介の解説。トランプ大統領はカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課すとともに、中国からの輸入品に10%の追加関税を就任後直ちに課すとの考えを示してきた。日本も同様の関税をかけられる可能性はあるが、日本も含めた一律の関税引き上げについては政権内でまだ準備がかかりそうな状況。日本の自動車メーカーはカナダやメキシコの工場で生産しアメリカに輸出しているので日本にも影響は避けられない。メキシコとカナダを関税引き上げの標的にした狙いは不法移民対策としての国境管理の厳格化とオピオイド(合成麻薬)の取り締まりに協力をとりつけることが1点、もう1つが、貿易協定(USMCA)の見直しをしたいのではとみられている。カナダ・メキシコ両国とも関税引き上げを発動されたら報復関税を実施する用意はあるとしているが、冷静な対応をしている。ただカナダについてはトルドー首相が辞意を表明した後の候補に上がっているフリーランド前財務相が、トランプ政権に毅然とした対応を取るとして支持を集め、標的にされた各国の首脳を招きサミットを計画している。これに対しトランプ大統領は、カナダはアメリカの51番目の州になれば良いと発言している。内外に波紋を広げたトランプ大統領の発言のまとめ。北米最高峰の名称マッキリンリーに戻す、パナマ運河を取り戻す、グリーンランドはアメリカが所有すべき、メキシコ湾の名称をアメリカ湾に、などがある。当初は特有の脅し文句なのではとみられていたが、就任後の大統領令では北米最高峰の名称やメキシコ湾の名称変更にはサインをして正式に実施される。グーグルなどではアメリカ版ではアメリカ湾と表示されそれ以外ではメキシコ湾のままという対応をとっているという。山の名称変更の対象となっている第25代大統領ウィリアム・マッキンリーについて解説。高い関税をかけ国内産業を保護したりハワイ、グアム、フィリピンなど領土拡張を行った大統領。一般知名度は高くないがトランプ大統領は非常に尊敬しているという。アラスカのマッキンリー山は元々先住民の言葉でデナリという名前だったがゴールドラッシュの時代にマッキンリーに変わっていった。アラスカが州に昇格して以降デナリに戻してほしいとの運動があり2015年のオバマ政権時代に元のデナリに名称が戻されていた。共和党の強い地域ではあるが地元の代表は名称変更には反対している。パナマ運河についてトランプ大統領は、通行料が高い、運河の両端にある港湾施設が香港の企業所有になっており中国に対する警戒感があるとされる。グリーンランドについても同様に中国の進出に対する警戒があり、トランプ大統領の威嚇的な発言は中国への対抗意識がある。
ゲームを競技として行うeスポーツの国際大会が札幌市で始まり、世界各国から集まった選手たちが熱戦を繰り広げている。40チーム 120人の選手が参加し20チームごとに戦ってポイントを競う。主催者によると国際大会がアジアで開かれるのは初めて。
パリのルーブル美術館は2024年におよそ870万人が訪れたフランスの人気の観光名所だが、施設の老朽化に加え、名画モナリザが展示されている部屋は常に混雑していて、改善を求める声が上がっている。マクロン大統領は会見し、美術館の大規模な改修計画などを明らかにした。混雑を緩和するために美術館の出入り口を新たに建設するほか、モナリザのための専用スペースも設ける。
NHK千葉放送局前から中継。東京では梅の開花が発表された。
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明日の全国の天気を伝えた。
東京・銀座から中継。2月といえばバレンタインということで、大手コンビニエンスストアの中にある商品でことしならではのトレンドのチョコレートが取り扱われている。カカオが値上がりし、円安の影響で割高になっている。カカオが入ってない、ごぼうで作られたチョコレートを紹介。ごぼうで置き換える代替食品を開発したメーカー・龍地泰明さんは、ごぼうの常識を少しでも変えていければと話した。
去就が注目されていた佐々木朗希投手が大谷翔平の所属するドジャースへの入団が決まった。佐々木朗希投手は最速165kmの速球と鋭いフォークボールで世界で最も才能のあるピッチャーの1人と評価されている。プロ野球のロッテでは史上最年少で完全試合も達成した。ドジャースでの背番号は11となった。メジャー契約ができる25歳を待たず、23歳で大リーグ挑戦を決めた思いを現地22日の会見で語っている。
佐々木朗希投手が重要視したのは日本人選手がいるからということではなく、育成プログラム、コーチ、環境などを総合的に判断した結果最適だったのがドジャースだったという。25歳以下なのでマイナー契約となるが、来月行われるドジャースのキャンプには招待選手として参加することが決まっている。大谷翔平もマイナー契約から開幕直前にメジャー昇格しているので同様の流れになるのではとみられている。
ロシアによるウクライナへの侵攻からまもなく3年となる。ロシアやウクライナなど旧ソビエト、東欧諸国のITエンジニアを日本に招いて地域の課題解決に活躍してもらおうという取り組み。背景にあるのは侵攻の影響を避けたいというのがITエンジニアのほかの国への流出。エンジニアを日本に仲介する企業によると流出したITエンジニアは約30万人にのぼるという。こうした人材を仲介する会社を窓口にして地方の企業に紹介し、さらには長期的なビザを発給し、長く日本で働くようにする取り組みが行われている。島根県出雲市にあるIT企業を取材。去年秋からエンジニアとして働いているのがロシア出身のカルナウフ・アンナさん。ロシアや東欧諸国は冷戦時代から理数系の教育が進んでいて、高度な人材を生み出すITの先進地。その技術力を活かして取り組んでいるのが河川に取り付けたセンサーで川の水位を測って監視するシステム。アンナさんが来たきっかけはロシアによるウクライナ侵攻で、当初はジョージアに避難したが生活が苦しく再びロシアに戻っていた。ウクライナとの国境近くに住んでいたため常に身の危険を感じていた。出雲市にあるジョイントベンチャーPeople Cloud・牧野寛さんはウクライナ侵攻前、ロシア国内でIT事業を行っていた。出雲市や地元企業などと一緒にPeople Cloudを設立。東欧エンジニアの採用のため、マッチングイベントを実施。これまで約30人が日本に移住し働いているという。アンナさんも去年夏このマッチングイベントに参加し日本に移住した。アンナさんは仕事だけでなく日本文化を学ぶことで地域に溶け込もうとしている。この日は先輩のアリーナさんから書道を教わった。今後は出雲に住む外国人のコミュニケーションを支えるシステムを開発し地域貢献したいという。
一方、香川県三豊市ではウクライナやロシアなどから来たエンジニアたちが地域の魅力を発信する新たなサービスの開発を進めている。ウクライナ出身のドミトロさんは侵攻が始まった時、ポーランドで働いていたが侵攻の長期化でウクライナに戻れず日本に活路を見出すことに。ドミトロさんが務めているのは三豊市の町おこしをしている会社。廃校を活用したスイーツファクトリーなどを運営してきた。三豊市はデジタル化の普及に課題があり、本気モードでは高齢者でも簡単にデジタルを活用できる仕組みを作りたいと去年、IT部門を立ち上げ、ドミトロさんを含めた5人のエンジニアを採用した。今取り組んでいるのは、音声入力だけでホームページが作れるアプリなどの町の情報を誰でも簡単に発信できるシステム。エンジニアはロシア、ウクライナ、アルメニアと出身地はバラバラ。国の状況は個人レベルには関係なく、ここで出会って働き友達になるとみんないい人たちと話した。ドミトロさんは町を訪ね歩き電車や浜の風景を撮影、この写真を使ってRPGを作りゲームの中に三豊市の景色を入れることで遊びながら香川の良さを知ってもらいたいという。
高橋祐介は、今の若い人は翻訳アプリなどがあるから言葉の壁を全く感じさせないと話した。仲介する会社によると、日本で働きたいというITエンジニアは1200人を超えており、4月にも東京でマッチングイベントを開催して出来るだけ多くの人材を招きたいという。
茨城・城里町から中継。道の駅かつら駅長・谷津安男さん宅を訪問。赤ネギ巻きずし、赤ネギ鍋を調理。赤ネギは外は鮮やかな赤だが中は白い。赤ネギ巻きずしは外側の赤いネギを甘酢に漬け、中のお米の中心にほうれん草を入れる。赤ネギ鍋は大根とお肉に大量の赤ネギを入れる。
エンディングの挨拶。