あすオープンする「eモビリティパーク東京多摩」はさまざまな電動二輪モビリティーを試乗できる国内初の常設型の施設。試乗できるモデルは20種類以上。電動二輪モビリティーの普及を後押ししている東京都の助成金などもあり、料金は220円。コースでは専門のスタッフから電動モビリティーの特性や操作方法を教えてもらえる。コースの途中にはバランスを崩しやすい金属製の蓋や段差、轍など実際に街なかで走るときに経験するであろう路面状況を障害物で再現している。施設で現在扱っている車種のうち半分以上が中国メーカーのもの。背景には日本市場で中国勢の存在感が高まっている現実がある。50cc以下の二輪車に対する排気ガスの規制強化や2035年までに新車で販売するすべての二輪車でガソリンを使わないモデルとする東京都の目標もあって対応できない日本メーカーが生産を縮小。中国メーカーが参入する余地が生まれている。