ホンダ、日産自動車、三菱自動車が経営統合へ動き出した。各社社長が東京都中央区で記者会見、「まずはホンダと日産が経営統合に向けた協議を始める」と正式に発表。経営統合に向けた基本合意:全体で売上高30兆円、営業利益3兆円を超える世界トップレベルのモビリティカンパニーをめざす。ホンダ、日産それぞれのブランドは存続。2026年8月、ホンダ、日産で持ち株会社を設立して新規上場。両社は持ち株会社の完全子会社に。日産が筆頭株主になっている三菱自動車の合流も視野に入れている。ホンダ・三部敏宏社長は「シナジー効果を最大に刈り取るのは2030年以降。日産とホンダが自立した2社として成り立たなければこの経営統合の検討は成就することはない」、日産・内田誠社長は「きちんと利益が出るような会社に再生する、その道筋をつけるのが私の責務」と話した。経済ジャーナリスト・井上久男氏は「ホンダ側が日産が示す経営再建計画をどう評価するかがポイント。統合が実現しない可能性も十分ありうる」としている。