街の中心部と郊外をつなぐ札幌市電の沿線にはどんな人達が暮らすのか？札幌の中心部にある狸小路商店街はすぐ近くにトラムの乗り場がある。停留所番号は24番。狸小路はその停留所から1番に向かう。中島公園通で降車したが、そこには水色の建物があった。ここは理髪店で、長い歴史があるという。1936年に開店した店で、ずっとこの場所で父の代から経営しているという。いつも電車の音などを聞きながらヘアカットをしているという。再びトラムに乗車して向かったのは幌内小学校前。藻岩山が正面に見える場所があり、市民の憩の場で観光名所にもなっているという。次に中央図書館前で下車し電車の中で知り合った男性と一緒に向かったのは藻岩山がきれいにみえるスポット。絶景を眺めながらトラムの音に耳を済ませるという。
石山通にやってきたがここで一息。やってきたのはトラムの停留所前にある変わった雰囲気の喫茶店。店の主人の柴田さんがこだわったのは自宅のようにくつろげる空間。その空間を求めお客が増加しているという。次に向かったのはトラムに向かってカメラを構える人の姿。鈴木さんは札幌市電の電車を描くイラストレーターで東京から移住してきたという。この日は事業所の横に停まっていた電車をスケッチした。それに色を付けてストーリーを考えているという。
次にやってきたのは新型の車両。郊外から中心部に向かって走るという。中央区役所前にやってきたが目に入ってきたの巨大な「茶」の文字。創業から60年以上経過するこの店はほうじ茶の焙煎も行うお茶の専門店。再びトラムに乗車したが1番の西4丁目へ向かった。