自民党の東京都連は今日、来月7日の東京都知事選挙を巡り、小池知事を全面支援する方針を確認した。ただ裏金事件を抱える自民党からの支援に小池知事は悩んでいるという。今日、臨時で開かれた自民党東京都連の会合で、焦点の一つとなったのが都知事選を巡る対応である。派閥の裏金事件の影響もあり独自候補の擁立を断念する中、会合後に萩生田都連会長は「小池さんが3選の出馬をするならば支援する」などと話した。小池氏の全面支援を確認した自民党だが、具体的な支援の在り方については小池氏が立候補を表明したあと都連の執行部で話し合うという。ただ、ある自民党幹部は「何とか小池さんとの連携を打ち出したいと思っているけど、全くコミュニケーションが取れていない。完全に立場が逆転してしまった」と話している。自民党の支援方針について今日、小池知事は「しっかり受け止めていきたいと思っている」とした。裏金問題を抱える自民党からの支援について、小池氏は悩んでいる。一方「反自民、非小池」を訴え、立候補を表明した立憲民主党の蓮舫議員は情報発信を活発化させている。この週末には再開発に反対の声も上がる明治神宮外苑を視察した。蓮舫議員は「一度決まった再開発でも首長の判断があれば立ち止まることは出来る」などと話した。投開票まで1か月を切った都知事選。この他、広島県安芸高田市の石丸伸二前市長、田母神俊雄元航空幕僚長ら30人以上が立候補を表明している。