横綱・照ノ富士が東京・両国国技館で引退会見を行い「14年間、激しい相撲人生だった」などと述べた。モンゴル出身。鳥取城北高校卒業後2011年に初土俵。日馬富士たちと厳しい稽古を重ね、初土俵から4年後に初優勝で大関へ。その後両ひざのけがや糖尿病を患い、2年で序二段にまで転落。不屈の精神で這い上がり、再入幕を果たすと復活優勝を成し遂げ大関に復帰。2021年7月場所、14勝を挙げ第73代横綱に昇進。序二段転落から最高位まで上り詰めたのは史上初めて。今場所4日目に敗れ引退を決断。通算523勝、優勝10回。会見後駆け付けた長男・照務甚くんら家族から花束が贈られ、最後は笑顔を見せた。