山口県のポツンと一軒家を訪ね、主の英夫さん71歳に話を聞いた。生家を管理するため2週間かけて草を刈っている。英夫さんは4、5年前に脳梗塞になり言語障害と運動障害をきたし一時リハビリ入院していた。現在は運動も兼ねて通っている。家は農業をしており、英夫さんは休みのたびに帰ってきて手伝っていた。長屋は雪の重さで建具が損壊していた。過去に家では肉牛を飼育していたという。元々は茅葺き屋根で今はトタンを張っている。築百年の建物で2、30年前にアルミサッシに交換するまでは障子と板戸だった。敷地では家庭菜園で野菜も育てている。池にはドロクラという川魚が棲んでいる。