東京メトロ日比谷線、上野駅では利用者が2次元コードを読み取り専用のサイトを開くと駅で流れたアナウンスがすぐに文字になってスマートフォンに表示される。日本語以外にも英語など3か国の言語に対応。聴覚障害のある人や外国人旅行者のため非常時などに駅で流れるアナウンスを伝えるシステムだ。東京メトロの7つの駅でことし1月から試験導入が始まった。東京オリンピック・パラリンピックではすべての観客に楽しんでもらうため民間企業が開発し競技の実況や会場の案内などに活用しようとすべての競技会場で導入された。観客に使われることはなかったが大会のレガシーの一環として取り組みが続いている。実際に外国人旅行者に使ってもらうと「とてもいいアイデアです。使いやすいです」との声。この技術は来年の大阪・関西万博でも導入されることになっている。