今月、混合ダブルス・渡辺勇大、東野有紗ペアが福島県で行われた壮行会に参加した。2人は中学時代から福島・富岡町の学校でペアを組んできた。3年前の東京五輪で銅メダルを獲得したが、翌年には渡辺がモチベーションを落としていた。渡辺は「単純にバドミントンが楽しくなくなった。勝たなければいけないプレッシャーをどこかで感じていた。好きで始めたがしんどいことに自分自身のメンタルが耐えられなくなった」と話す。東野は休養を取ることを提案した。渡辺は2か月の休養を経て復帰、「以前は相手に迷惑をかけたくない気持ちが先行して話せなかったが、マイナスなことを打ち明けたりオープンにしたりできるようになった」という。東野も「勇大に話すことで自分自身も弱みを受け入れられるので、休みなどを経てバドミントンが楽しめるようになった」と話す。