オリンピックで活躍が期待されるアスリートたちの原点となったシーンを探る「パリへのすぽるーツ!」のコーナー。今日はバスケットボール男子日本代表の大黒柱あの選手のルーツに迫る。バスケットボール男子日本代表・渡邊雄太、29歳。2メートル6センチという類まれなる身長に加え高い身体能力、そして高確率のスリーポイント。その武器を生かしNBAでは日本人最長となる6シーズンプレー。八村塁とともに日本の大黒柱となる存在。そんな渡邊のバスケ人生においてルーツとなったシーンとは2008年の北京オリンピック決勝。米国はNBAのスーパースターたちが集結するまさにドリームチーム。キャプテンとして米国をけん引していたエースのコービー・ブライアントが土壇場で決めた劇的スリーポイント。中学生のとき画面越しに見ていた憧れの舞台で活躍する憧れの選手。それが今の渡邊雄太というバスケットマンを形づくっていた。16年前から頭の中で思い描いていた夢。そして東京オリンピックではその舞台に立った渡邊だが。渡邊は「夢のような瞬間ではあったが実際にあの時は3連敗で終わってしまった。ただただ悔しいで終わった東京のオリンピックだった。それがパリへのモチベーションには間違いなくなっている。あんな負け方は絶対にしたくない」などコメント。その経験がまた渡邊を進化させ。去年48年ぶりとなる自力でのオリンピック出場を果たした。日本バスケ界の未来のためにかつて憧れた舞台で新たな歴史を作り上げる。渡邊は「もし終盤相手に大ダメージを与える一撃を決めたら。これ(コービー・ブライアントの真似)をやってやろうと思っている」などコメント。