日本時間きょう未明に行われたスケートボード女子パーク・決勝。東京五輪の金メダリスト・四十住さくら選手がまさかの予選敗退となる中、予選トップで通過した東京五輪・銀メダリストの開心那選手と、予選を3位で通過した16歳の新鋭・草木ひなの選手が決勝に進出。東京五輪から追加されたスケートボード・パークはすり鉢状のコースを45秒間滑る「ラン」を3本行いその中で最も高い得点が採用される「ベストラン」方式。決勝1本目、最後に登場した開選手が圧巻の演技を見せる。開選手の代名詞、前輪の車軸部分をコースの縁に乗せて滑らせる「ノーズグラインド」に加え、壁を走るウォールライドを成功させるノーミスのラン。この時点で1人だけ90点を超える高得点を叩き出し暫定トップに立つ。しかし開選手がトップのまま迎えた最終3本目、海外勢がハイレベルなランを披露。まずはオーストラリアの14歳、アリサ・トルー選手。難度の高いトリックをすべて成功させると、開選手の得点を2点近く上回る93.18で暫定トップに。さらにイギリスのスカイ・ブラウン選手も上位につけ暫定3位で迎えた開選手の3本目。すべてが決まる最終滑走で会心のランを披露し、ライバルたちからも祝福を受けた開選手。得点は92.63でわずかに金メダルに届かず、2大会連続の銀メダル獲得となった。開選手は「メダルを取れてお嬉しい気持ちもあるけど、また銀メダルで金メダルに一歩届かなかったので、悔しい気持ちもある」などと話した。