バレーボール女子日本代表の古賀紗理那(28歳)が現役引退会見を行い、「全力で出し切ったので後悔なく終わることができた」と語った。以前、ZIP!の取材でもパリ五輪にかける思いについて、古賀紗理那は「パリ五輪で日本代表はもう終了しようと思っている。自分自身の集大成として戦っていきたい」と話していた。2021年、初めての五輪となった東京大会で“エース”として期待されるも、初戦で右足首を負傷して思うようなプレーができず、涙の予選敗退となった。古賀紗理那は「プレーしてきた中で一番悔しい経験だった」と語った。東京五輪後、今度はキャプテンとして日本代表で戦うことを決意した古賀紗理那。大役を背負う古賀紗理那の力となったのは、夫・西田有志の存在だった。所属チームの影響で離れ離れだったが、支え合いながら目指した五輪(古賀紗理那はNECレッドロケッツ川崎に所属。西田有志は大阪ブルテオン“旧パナソニックパンサーズ”に所属)。古賀紗理那は「(夫の西田有志は)苦しい時に、絶対に私の味方でずっといてくれた。そこはとても感謝しています」と語った。“日本12年ぶりのメダル獲得”へ、決戦の地・パリに乗り込んだが、“強豪”ポーランドとブラジルに敗戦。そして、予選通過が厳しい中、行われたケニアとの第3戦で古賀紗理那はチーム最多16得点の活躍。ケニアにストレート勝ちした。古賀紗理那は「きょうはキャプテンとかもうそういうのは考えずに、バレーボールが大好きな古賀紗理那として戦いました」と話していた。それでもセット率の差で予選通過ならず。引退会見で古賀紗理那は「3年間、本当に大変なこともありましたけど、自分自身もすごく成長したなと感じている。本当に続けて良かった」と語った。9年のプロ生活に幕を閉じた古賀紗理那の会見を見守っていた夫の西田有志(24歳)は、古賀紗理那の要望で壇上へ向かうと、「とりあえず、長い現役お疲れさまでした。自分は現役まだまだ続けていきますけど、引き続き自分たちで、いい家庭を築き上げたいなと思います」と語った。