次はハト小屋に向かう。ハト小屋とは、建築業界で使われる設備配管など集めた場所の総称。ガスの大動脈部分での大切な点検が、緊急ガス遮断弁の作動テスト。ガスの本線を遮断し、普段使われていない予備パイプを開くことで、ガスを逃して点検していくという。さらに緊急遮断テストを行うために、もう1つの遮断弁がある予備のバイパスを開放した。緊急時に遮断弁を遠隔で止められる場所はビルの防災センターで、2箇所の遮断弁をボタンで作動させてテストするという。無事に作動テストは完了。実際に動いたのは、他のビルでは東日本大震災の時に動いたという。続いて高層ビルならではのガス設備の点検へ向かう。コジェネレーション室では、ガスを利用して1日にビルの約25%の電力を発電しているという。ここではガスが漏れていないか確認するという。さらに高さ10mの天井に張り巡らされたガス管は、赤外線を使ってガス漏れを検知しているという。都市ガスの主成分メタンは、赤外線を吸収する性質があり、反射した光の量からガス漏れを検知しているという。地下の飲食店フロアでは、ガス漏れの検査とガス配管の確認を主に行っている。ガス管の腐食が進むとガス漏れや着火・爆発事故の原因になる。この仕事についた理由は、父親がガンダムとかロボットが好きで、一緒に観て自分でもロボットを作りたいと思って工業高校に進学したという。そして高校3年生の就職面談の際に、求人の中でエネルギーってかっこいいなと思ってこの会社に就職したという。入社後は、ガスの専門講習や現場経験を積み、3年前23歳の時に班長に就任。地域の安全のためにこれからも頑張っていきたいという。点検が終わり、事務所の休憩室で班員と朝めし。今日は麻布十番のパン屋で買ったパン。
住所: 東京都港区南麻布2-5-19
URL: https://www.tokyo-gas.co.jp/network/
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