東京スカイツリーに隣接するすみだ水族館で大人気となっているマゼランペンギンの飼育を担当する1人が入社3年目の佐藤勇太さん。実は佐藤さん、入社当初はほとんどのペンギンから嫌われていた。実際に佐藤さんが入社したてのころにすみだ水族館が出した広告を見ると「新人飼育スタッフ佐藤さんは「きりこ」と「あずま」と「ちょうちん」と「おもち」からまだ好かれていません。」と書かれていた。ところが今年は目が合うだけで威嚇されていたちょうちんと親密そうにしている。ペンギンたちが警戒しないようまずは遠くに座り、警戒心が見えたら離れる。自分から近寄らずペンギンたちから近づいてくるのを待ち続けたという。するときりこと打ち解けたことをきっかけに少しずつペンギン社会でも認められた。佐藤さんは「慣れてきたと言いたいが、まだ失敗することもあるのでまだ慣れたといいたくない。愛情表現でくちばしとか翼全体を使ってパタパタやってくれたりするが、やってくれたときはたまらかなかった。」と話す。