第77回カンヌ国際映画祭が閉幕。アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース、エマ・ストーンら豪華俳優陣が盛り上げたカンヌ国際映画祭。最終日のきのう、去年「PERFECT DAYS」で最優秀男優賞を受賞した役所広司が登場。名誉パルムドールの表彰が行われた。先週、スタジオジブリが受賞。最終日に受賞したのはジョージ・ルーカス監督(「スター・ウォーズ」、「インディ・ジョーンズ」など)。壇上にはフランシス・フォード・コッポラ監督が駆けつけ包容した。俳優・池松壮亮は映画「ぼくのお日さま」(東京テアトル)で主演。フィギュアスケートのコーチと2人の少年少女の成長を描いた物語。奥山大史監督は現地で「是枝裕和の再来」と絶賛。米津玄師の「地球儀」のミュージックビデオも手掛けている。カンヌにいる池松壮亮、越山敬達、中西希亜良、奥山大史にインタビュー。ある視点部門に選出された。理由の一つが監督自身がカメラを回すことで生まれるリアリティー。池松さんは「自分でカメラを回されるのでどういう視点を持ってキャラクターを見るか、俳優にフォーカスがあっているということを感じられるのは大きい」などと述べた。若手の日本人監督で快挙を達成したのは山中瑶子監督(27)。河合優実主演「ナミビアの砂漠」で国際映画批評家連盟賞を受賞。これまで黒沢清監督、「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督などが手にしてきた栄誉で、女性監督として最年少で受賞。山中監督は「多くの人に届くような映画になったのかなと思ってます」などと述べた。