来月6日にオープンする東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」。オリエンタルランドがきょう初めてその全貌をメディアに公開した。およそ3200億円を投じて作られ拡張した広さは過去最大で、シーの総面積は東京ディズニーランドを上回ることになる。3つの作品をテーマにしたエリアが登場。なかでも注目なのが、映画、「アナと雪の女王」の世界を表現した「フローズンキングダム」。ボートに乗りながら「アナ雪」の世界を体験。アトラクションだけでなく、町並みやレストランの内装まで映画の世界に入り込むことができる。世界初となるのが、「塔の上のラプンツェル」をテーマにしたエリア。映画に登場する名シーンに浸れるアトラクションも。もう1つが、「ピーターパン」をテーマにしたアトラクションは3Dメガメをつけてピーターパンと空を飛び、フック船長との決闘に臨む。東京ディズニーリゾートは去年開業40周年を向かえ、客層も親子3世代に広がっている。高齢者からも認知度が高い「ピーターパン」をテーマに、幅広い年齢層を呼び込みたい考え。新エリアに入るためには入園チケットのほか、アトラクションを利用するために先着順で入手する無料パスや、短い待ち時間で利用できる有料のパスを購入する必要がある。入場者数を制限して混雑を緩和。客の満足度を高める狙い。また併設されるホテルなどの宿泊者限定で、アトラクションをいつでも短い待ち時間で利用できるチケットも販売。価格は2万円台。オリエンタルランドが取り組む量から質への戦略。昨年度の入園者数はコロナ前の2018年度に比べて減少している一方、1人あたりの客単価は40%上がった1万6644円に。売上高は年間およそ750億円の押し上げ効果を見込んでいる。
住所: 千葉県浦安市舞浜1-1
URL: http://www.tokyodisneyresort.co.jp/tds/
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