台湾・台北市内から中継。台湾の文化当局が作った鉄道博物館が誕生。東京ドーム3個以上の広さがあり、この夏に一部が公開された。人気の展示は台湾を走っていた貴重な車両の数々で、内部が分かりやすく紹介され子どもらに人気。この場所は90年前の日本統治時代に建設された鉄道の工場跡地で、戦後台湾の高度経済成長にも貢献されたと評価されている。当初は取り壊される予定だったが、保存を求める声により博物館として生まれ変わった。食堂車を復元し、期間限定で展示するなど様々な鉄道文化を体感できる。博物館の特徴は従業員にもスポットを当てている点で、当時の副工業長の事務室には業務日誌などを展示し働きぶりに敬意を示している。従業員の浴室だった場所も展示されており、洗濯台の蛇口はハンドルが360度ど回転し、半周ごとに水が出たり止まったりする。こうすることで効率的に洗濯することができ、手が汚れていても肘で回すことができる。博物館は台湾の鉄道産業の発展を支えた人々に敬意を示し、当時の様子を感じてもらいたいため様々な設備をそのまま展示している。大浴場の浴槽は深さ1.3mと通常よりも深く、工場の蒸気でお湯を沸かしていた。手作りの腰掛けなどはそのまま展示されている。担当者は台湾の歴史や文化を知ることで愛着を深めてほしいなどとした。
住所: 東京都文京区後楽1-3-61
URL: http://www.tokyo-dome.co.jp/
URL: http://www.tokyo-dome.co.jp/