村岡桃佳はこれまで冬のパラリンピックに3大会連続で出場し、北京大会では3種目で金メダルを獲得した。勝って当たり前というプレッシャーの中で、村岡が取り組みはじめたのが陸上だった。東京大会に出場し目標だった決勝に進出し6位入賞を果たした。パリを見据え村岡が取り組んでいるのが肉体改造。アルペンスキーでは使わない肩周りの筋肉を強化し、レース中盤以降のスピード強化を目指している。村岡は「スキーでメダルを取った村岡桃佳が陸上競技もやってますよ。ではなく、パラアスリートとして陸上選手として見てもらえるような選手になりたい」などと語った。取材した谷は「冬の女王としての強いメンタルがあるからプレッシャーを跳ね除けて頑張ってほしい」とコメントした。