パリパラリンピックの金メダル獲得を目指す車いすラグビーの池崎大輔選手。その根底には競技の普及という思いがあるという。池崎選手は車いすバスケットボールを経て30歳でラグビーに転向、「車いすラグビーとともに人生を歩んできたので競技に恩返ししたい」と述べたという。競技の普及や若手の育成には相応の環境が必要。そのためにも金メダルは必要不可欠だと考えているという。強化したのは頭、池崎選手は一瞬の攻守の判断が勝負を分ける車いすラグビーという競技の性質上、試合中の冷静さが必要だとしている。現在46歳の池崎選手、前回の東京パラリンピックでは集大成の大海となるはずだったが、銅メダルとなり悔しさが残った。体の変化は感じるが「これが最後という気持ち」を持って大会に臨むという。現在日本は世界ランク3位、しかし今年6月の国際大会で1位のオーストラリアと2位のアメリカを破っているという。