上村陽子リポーターがボッチャを体験。渋谷区が一昨年作ったボッチャコート(渋谷区役所内)は平日は無料で貸し出されている。現在は1か月先まで予約が埋まっており、体験会には多くの人が集まった。ボッチャのボールは大きさと重さは決まりがあるが材質や硬さは様々。試合状況に応じて使い分ける。ボッチャでは赤と青のボールをお互いに投げ合って的の白いボールにどれだけ多くの球を近づけられるか競う。日本ボッチャ協会普及振興部長・新井大基さんは「考えたものを話し合いながら再現していくことが大切」と話す。ボッチャへの関心が高まったきっかけといえば3年前の東京パラリンピック。この大会で日本代表は3つのメダルを獲得した。この活躍をきっかけに学校や企業のチームも増え今年開かれた全国大会には予選を含めると300以上のチームが参加するまでになった。川崎市に拠点を置く川崎ボッチャーレには現在16人が所属。チームのエース・鶴井純一朗さんが東京パラリンピックの金メダリスト・杉村英孝選手の得意技「スギムライジング」を披露。腕前を見込まれパリパラリンピック日本代表の練習パートナーとして合宿に参加。鶴井さんはいつかオリンピック競技として大会に出られたらと語った。