来月開幕するサッカーワールドカップ。イラン代表の参加についてトランプ大統領は「イラン代表の出場を歓迎するが、彼らの生命や安全にとって適切だとは思わない」としている。先月30日、FIFA総会にイランが参加できなかったため、FIFAとイランのサッカー連盟幹部が会談を行った。FIFAはイランの大会への参加を歓迎し、支援などについて説明したという。しかしイランのサッカー連盟・タージ会長は、ワールドカップに向けたビザが代表チームにいまだ1件も発給されていないと明かした。アメリカ大使館がないイランではビザ取得のためには第三国での手続きが必要で、AFP通信はタージ会長の発言として「選手たちは手続きの一環で指紋採取のため、トルコの首都・アンカラへ向かう予定」だという。アメリカのルビオ国務長官はイランの選手たちが出場することには異論はないとする一方で、革命防衛隊と関係のある人物が選手に同行する形での入国は認めないとしている。イランには兵役制度があるため革命防衛隊に入隊していた経験のある選手もいるが、タージ会長は「選手や技術スタッフを含め、全員が問題なくビザを発給されるべきだ」としている。ジャーナリスト・池上彰は「FIFAの会長がトランプ大統領に平和賞を出しましたよね。こういうことを予期して、そういう見通しでやったのかなと今になって思いますけどね」、増田ユリヤは「こういう形で入国する人たちがなにかするはずもない。もっと懐深く、安全面も担保したうえでスポーツがどういう意味を持っているのか今一度考えてほしい」、戦略コンサルタント日本工業大学大学院技術経営研究科教授・田中道昭は「イラン戦争中ですから安全保障はしっかりしなきゃいけない。セキュリティ体制を構築したらスポーツを政治化しないというところは非常に重要」などとコメントした。
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