マラソンにおけるペースメーカーは予め決められた一定のペースを守りながら走ることでランナーが良い記録を出せるようにする役割があり、それ以外にも風よけの役割もある。パリ五輪の最終選考となる東京マラソンで男子の先頭集団で3人いたペースメーカーらが30km目前で全員脱落する事態が発生した。当時先頭のケニアの選手が25km地点まで世界記録よりも速いペースで走っており、西山雄介はペースメーカーは予想よりも遅かった等と話している。早野忠昭理事長はペースメーカーは30km行かなくても良いと考えており、脱落とは考えていない等と話している。男子第2集団ではペースメーカーが給水所で立ち止まってしまい後ろの選手と衝突しそうになる場面があった。女子では新谷仁美はペースメーカーが設定ペースよりも遅い事に気づかず変なリズムにハマってしまった等と話している。