パン屋の倒産が去年よりも半減していることが分かった。コメの価格高騰が影響しているとみられる。東京商工リサーチの調査では、先月までの4カ月間でパン屋の倒産件数は7件。去年の同じ時期(13件)と比べて半減。政府が一括で購入している輸入小麦は、製粉会社などへの売り渡し価格が4月からさらに4.6パーセント安くなり、引き下げが続いている。一方、コメの価格は上昇し、推計では茶碗1杯(100グラム)のごはんが50円なのに対し、6枚切り食パン1枚は35円になるとしている。東京商工リサーチは「家計防衛でパン需要が盛り返した可能性」があるという。