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「東京国立博物館」 のテレビ露出情報

千葉県市川市から。下総国中山にある「中山法華経寺」に伺った。次なる依頼人は執事の田中見定さん(69)。境内には重要文化財の建物が4つもあり、荘厳な雰囲気が漂っている。法華経は日蓮大聖人が1260年に初めて開いた寺。法華堂は日蓮聖人が千葉県の人らに初めてお説教した日蓮宗最古の寺。日蓮は当時幕府が信仰していた禅宗に否定的だったため鎌倉を追放され、この地で日蓮宗を発展させた。寺には日蓮がときの最高権力者・北条時頼に提出した「立正安国論」や、根本聖典とされる「観心本尊抄」など直筆の遺品が残されており、現在国宝に指定されている。その他、日蓮の42の遺文と弟子が寺について書いた800以上の文書も重要文化財に指定されている。そんな由緒あるお寺で年に2回開かれているのが「なかやま特別骨董市」。20年前、田中さんの発案で始めいまやその規模は千葉県最大級だそう。4日間で1万人以上が訪れる。お宝は檀家さんのお葬式に行った際にお礼に頂いた「凄いもの」だという。「国宝級の大名品かもしれない」と箱から出すのも恐れ多くしまい込んでいたが、日の目を見せてあげたいとの思いで鑑定に出すことに。お宝は「土佐光起の屏風」。檀家さんは明治時代に三井財閥から譲り受けたものだという。土佐光起は
お宝は「土佐光起の屏風」。檀家さんは明治時代に三井財閥から譲り受けたものだという。土佐光起は江戸時代初期に活躍した絵師で土佐派中興のの祖。「土佐派」とは平安時代に始まった日本画の伝統様式「やまと絵」を継承する流派で、物語絵や寺社の縁起絵巻を柔らかい筆致で生き生きと描き隆盛を誇った。南北朝時代には「絵所預」=宮廷における絵画工房の責任者に任ぜられ、以後200年にわたってその職を世襲し大いに権勢を振るった。しかしやがて新たな流派・狩野派が対抗。漢画の画報を取り入れた勇壮な画面構成が武士に好まれ、土佐派を凌駕していく。さらに1569年、織田信長に仕えた土佐派の嫡男・土佐光元が但馬攻めに加わり戦死したことで絵所預の地位まで失ってしまう。後継の土佐光吉は堺に下り、細々と画業を続けたが狩野派の下請けに甘んじる他生きるすべがなく、かつてない屈辱を味わった。この光吉の孫が土佐光起で、彼にとって土佐派の再興は悲願だった。18歳のとき、父とともに京にのぼり絵所預復職の嘆願をするも却下される。しかし光起は決して諦めることなくひたすら腕を磨き、20年後についに絵所預の奪回を成し遂げる。「鷹飼図」は鷹の飼育の様子を描いたもの。華麗な色彩と繊細な筆致は土佐派の正当そのもの。一方で時代の求めに応じるべく漢画や狩野派、琳派の画法も果敢に取り入れ幅広い画題に挑戦。伝統に創意を加え新たな土佐派の様式を生み出した。光起は死の前年、「本朝画法大伝」を書き記している。これは土佐派の技法・筆・顔料について事細かに解説した指南書だが、従来一派の画法は門外不出。全て口伝されるのみだったため、極めて異例のことだった。光起は土佐派の存続を心から願ったと思われる。改めて依頼品を確認。土佐光起の屏風は大和絵の代表的な画題である宮中の様子が柔らかな筆致と鮮やかな色彩で描かれている。落款に「将監」とあるがこれは当時の役職で、光起が将監に就き絵所預に復帰した38歳以降の作と思われる。鑑定やいかに。
住所: 東京都台東区上野公園13-9
URL: http://www.tnm.jp/

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年11月14日放送 15:42 - 19:00 フジテレビ
イット!(ニュース)
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2025年11月8日放送 13:05 - 13:50 NHK総合
べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~紀行
蔦重と歌麿が組んだ美人画の中でもとりわけ評判を呼んだ「江戸三美人」。特に難波屋おきたと高島屋おひさを描いた浮世絵は数多く残されている。おきたは難波屋という水茶屋の看板娘だった。難波屋は現在の浅草寺の二天門のそばにあったといわれている。店はおきたを見に来る客で賑わった。一方、おひさは高島屋という煎餅屋の娘。当時17歳のおひさは、愛嬌溢れる姿に注目が集まったとい[…続きを読む]

2025年11月6日放送 9:50 - 11:30 フジテレビ
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細田守監督の最新作「果てしなきスカーレット」ジャパンプレミアがきのう行われ芦田愛菜さんら豪華キャストが登場した。国王の父を殺された王女スカーレットの復讐への旅路を描いた物語で芦田さんはスカーレット、岡田さんは現代日本からやってきた看護師聖を演じた。芦田さんは「現代と、中世を生きる王女の19歳とは覚悟や自覚が違うだろうから違いが出るといいと話を頂いてジャンヌ・[…続きを読む]

2025年11月6日放送 5:50 - 9:00 日本テレビ
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映画「果てしなきスカーレット」のジャパンプレミアに、声優を務めた芦田愛菜さん・岡田将生さんが登場した。父親を殺され復讐の旅に出る中世の王女の物語で、芦田さんは王女スカーレットを、岡田さんは現代の看護師の聖を演じている。映画は今月21日公開。

2025年11月6日放送 5:25 - 8:14 フジテレビ
めざましテレビエンタみたもん勝ち
細田守監督の最新作のアニメ映画「果てしなきスカーレット」のジャパンプレミアが開催され、中世の王女を演じた芦田愛菜、王女に寄り添う心優しき日本人青年を演じた岡田将生がバルコニーに現れ、会場を魅了した。2人は改めてキャスト、監督と一緒にレッドカーペットに臨んだ。父である王を殺された王女・スカーレットが宿敵に復讐を果たそうとする物語。芦田と岡田に◯✕クエスチョン。[…続きを読む]

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