歴史的な円安局面が続くなか、外国為替市場では昨夜4円以上円高方向に動いた。政府・日銀による”市場介入”が行われたとみられる。急速な円高などをうけて、きょうの日経平均株価は急落した。終値で、今年最大の下げ幅となった。昨夜の外国為替市場では、日本時間の午後9時半にアメリカの消費者物価指数の発表が市場の予想を下回ったことをきっかけに、円を買ってドルを買う動きが急速に強まり、円相場は一時、4円以上値上がりした。そして、きょうの東京市場でも荒い値動きが続いた。けさ、財務省の神田財務官は、「 (最近の円安は)さまざまなデータを見ても相当な部分を投機によるものだと考えても不思議ではない、国民の生活が脅かされるとしたら問題だ」などと述べた。急速な円高を受けて、きょうの日経平均株価は千円以上値下がりし、今年最大の下げ幅となった。昨夜の急速な円高は、政府・日銀による市場介入が行われたとみられる。民間の金融仲介会社は、”日銀が発表した統計から、推計で3兆円を超える規模の介入が行われた可能性”があると分析している。
元財務官の山崎達雄氏も「自然に円を買い戻す動きが出るその流れを促進させるような介入では 」などと述べた。今後の見通しについては、「アメリカと日本の物価あるいはその経済の状況が分かってくれば投機的な行きすぎた円安相場は長続きしない」などど述べた。
元財務官の山崎達雄氏も「自然に円を買い戻す動きが出るその流れを促進させるような介入では 」などと述べた。今後の見通しについては、「アメリカと日本の物価あるいはその経済の状況が分かってくれば投機的な行きすぎた円安相場は長続きしない」などど述べた。