子どもの推奨睡眠時間は、1~2歳児で11~14歳、3~5歳児で10~13時間、小学生で9~12時間、中学・高校生で8~10時間。しかし、小5・6と高3は、推奨睡眠時間を満たしていない割合が9割を越えている。睡眠研究を専門とする東京大学の岸哲史さんは「子どもたちの学力・体力・メンタルヘルスに大きな影響を及ぼします。特に成長ホルモン等、子どものときに深い睡眠で成長ホルモンの分泌量が大きくなります」などと話している。睡眠不足の対策は、朝は決まった時間に起床し、日光を浴びること、朝食を取ること。昼は適度な運動をし、仮眠や昼寝をしすぎないこと。夜は就寝の2時間前に入浴し、スマホなどを制限することだという。