2010年代に袴田さんの再審請求は大きな転換点を迎えた。取り調べの録音テープなどの証拠を検察が初めて開示。長年伏せられていた600点の証拠が明らかに。その中に5点の衣類の鮮明なカラー写真があった。弁護団は衣類のみそ漬け実験を行い、血痕に赤みが残っているのは捜査機関が5点の衣類を発見直前にみそタンクに入れたためと訴えた。2014年に静岡地裁は再審開始を決定。5点の衣類は捏造された疑いがあるとした。袴田さんは釈放され、48年ぶりに拘置を解かれたが、拘禁症状に陥っていた。東京高裁は検察の抗告を受けて再審開始決定を取り消し。鴨志田祐美弁護士は検察の抗告を禁止すべきだと訴える。無罪判決にはさらに10年を費やした。
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