東京株式市場で日経平均株価が史上最高値に迫っている。史上最高値は今から34年前1989年の12月に終値で3万8915円まで上がっている。その後日本経済は長くデフレが続き株価も低迷。しかし最近は株価が上昇を続け今日の終値は3万8487円と史上最高値の更新まであと400円余となった。
なぜここまで株価が上がっているのかについて渡辺さんは日本株が上がっているのは日本企業の株がたくさん買われているからとした上で、日本企業の株は現在外国人投資家に非常に人気があると話した。理由として日本経済がデフレ脱却することへの期待や円安によりお買い得に日本株を購入できることなどを挙げた。また中国での経済減速が起こっている見方が広がっているため中国株ではなく日本株を買う動きの影響もあるとした。今後の日経株価についてどう動くかは分からないが、市場関係者の間では来週週明け以降に最高値を更新するのではないかという期待が高まっていると話した。ある証券会社の幹部は史上最高値更新で正常な状態に戻っていくと話した。景気回復の実感がないことについて株を持っていない人は生活への影響はすぐには無いという。ただし株高が賃金アップになってくる可能性がある。株価が上がり企業が儲かると賃上げに繋がるためだとした。市場関係者はこの春の賃上げがしっかり行われることが需要と話している。