阪上さんの日経平均予想レンジは38500円~38800円。注目ポイントは「日本株の転換点は夏場か」。アメリカ経済への懸念は後退したがFRBの利下げが遠のくのではないかということで長期金利が上がり株安というアメリカの動き、日本株は小動き様子見になりやすいとのこと。また米国株も景気回復を先取りした水準になっているので上には抜けにくくなっている、日本株も一進一退を続けざるを得なくなっている、上抜けていくには内需の回復から為替の安定が必要条件になると思うなどと話した。また円安が進んでいることは企業収益に対してはプラスの材料に円ベースではなるが、ドル円の感応度を測ると過去より低下しているなどと説明、円安のトレンドが続いている限り海外投資家が日本株投資を手控えることになるリスクがあるなどと話した。内需回復や為替安定が今後満たされることになるのかについては、夏場以降満たされてくるのかなと思っているが春闘の賃上げ率が5%超えてきたことは名目賃金の上昇率は4%くらいまで上る可能性があり、実質ベースでもプラスで伸びていることになるので実質賃金のプラスが確認されるのが7-8月あたりになる、日銀が年内に1回位利上げをする、FRBは複数回の利下げをするという見方がかたまってくると為替も安定化してくるのではないか、夏場ころには日本株再浮上の条件が満たされてくるのではないかと考えているなどと話した。