去年からセブン&アイHDへの買収提案をしていた、カナダのコンビニ大手のアリマンタシォン・クシュタールは、提案を撤回すると発表した。セブン側から十分な情報開示が無く、意図的に混乱や遅延を起こす動きをしたとして、ガバナンス体制に強い懸念を持ったなどを挙げ、「建設的な協議が欠如している」と批判した。これに対してセブン&アイは「取引の合意を目指し、誠実かつ建設的な協議を行ってきた」と反論しつつも、撤回については「想定され得たもの」とコメントを発表した。買収撤回を受け東京株式市場ではセブン&アイの株価は一時9%超下落した。