視聴者のおかだはるきさんから「なんでアイロンをかけるとシワがなくなるの?」と質問が届いた。正解は繊維の分子を整列させるから。繊維の分子がズレてバラバラになった状態がシワ。アイロンの「スチーム」「圧力」「熱で乾燥」の3つの要素でシワが伸びる。スチームで繊維が水分で膨らみ分子が動きやすくなる。ゆるくなったところをアイロンが圧力をかけて分子が整列される。最後に熱で水分を抜いて分子が整列した状態に。アイロンがけの達人にコツを聞いた。1つめは持つときの力の入れ方。アイロンの後ろ側に力を入れると先端が持ち上がってスムーズにすべる。2つめはアイロンをかける順番。面積の小さい袖と袖口→襟→ボタン部分→背中→胸側の順番。アイロンをかけたところは触らないのが基本。背中はひっくり返さず内側からアイロンがけ。シワになりにくいジャージに使われているポリエステルやナイロンは綿と比べて繊維分子の結びつきが強くズレにくい構造。