擁壁が倒壊する背景には老朽化による劣化が上げられる。擁壁は1950~60年代の高度経済成長期に大量に作られ、山や斜面を切り開いた宅地造成によって広がっていった。専門家によると老朽化した擁壁は今の擁壁に比べると鉄筋の量が少なく、擁壁を支える土台部分の長さや厚さも不十分だという。調査によると全国の老朽化した擁壁は少なくとも100万から200万箇所に上っている。国交省は自治体に改めて危ない擁壁への指導を徹底してもらうよう呼びかけている。東京理科大学の高橋治教授は擁壁所有者をサポートするためのプロジェクトを立ち上げた。改修費用の助成など一部の自治体が行っている支援制度や、簡易な補修方法を紹介している。来週の「おはよう日本」では擁壁について解説する予定。
