戦後80年見解について特集。戦後50年以降節目の年にはいずれも総理談話が発表されてきた。今回は石破首相は談話を見送り首相見解を発表する考え。しかし党内では反発や警戒の声もあり、保守派やリベラル派など国内外での対立を生む可能性を懸念している。安倍元首相の70年談話では、侵略、お詫び等を盛り込みリベラル派に配慮し、ヨーロッパやアメリカの植民地支配にも言及し保守派にも配慮した。東京裁判や日本国憲法等アメリカの占領期にはほとんど触れなかった。元内閣官房副長官の兼原信克氏によると、安倍氏の談話は国内の左派と保守派をなんとかして1枚の歴史認識におさめて世界全体からみてそうだよねと言ってもらわないと意味がないと述べた。石破首相は戦後70年で話した政治システムは歯止めたり得なかったという部分にこだわりがあり、寺島実郎会長はこの言葉に未来の日本の教訓としてしっかりかんがえてみようというスタンスを感じると話した。