東京証券取引所ではことし11月から、取り引きの終了時間を今の午後3時から午後3時半に延長する。東証の取り引き時間の延長は11月5日からで、投資家の利便性の向上と万が一、売買システムに障害が発生した場合でも、復旧後に投資家が取り引きに戻れる機会を確保するねらいがある。取り引き時間の延長まで3か月となり、担当部署によるシステムの最終確認が進められているほか、投資家や市場関係者への周知を強化している。東証では4年前にシステム障害が発生し、終日、売買を停止する事態となった。今回導入する新たなシステムでは、復旧までの時間をこれまでの半分程度に短縮できるという。