きのう日経平均株価が過去最大の下落となった、東京株式市場。一転して値下がりした銘柄を買い戻す動きが広がり、日経平均株価の上昇幅は3000円を超えて過去最大となっている。きょうは取り引きが始まってわずか10分余りで日経平均株価の上昇幅は2500円を超え、その後も買い注文が続き、先ほど9時50分前には上昇幅が3000円を超え、取り引き時間中としては過去最大の値上がり幅となっている。現在は3200円余りの値上がりとなっている。きのうまでの記録的な株価下落では、外国為替市場で円高が急速に進んだことが要因の1つとなったが、円高の進行が一服し企業業績に対する警戒感が和らいでいることも、買い注文につながっていると見られる。ただ5日のニューヨーク株式市場では、ダウ平均株価が1000ドルを超える急落となった。また、けさは日経平均先物の取り引きで一時的に売買を止める措置が取られるなど、記録的な株価急落を受けた市場の動揺はまだ続いていると見られる。市場関係者は「記録的な値下がりのあと記録的な値上がりとなっている。値動きが非常に荒くなっていて、当面不安定な動きが続きそうだ」と話している。
住所: 東京都中央区日本橋兜町2
URL: http://www.tse.or.jp/
URL: http://www.tse.or.jp/