今週水曜日、東京証券取引所の調査で、昨年度のNTTの株主数が上場企業の中で14年ぶりに首位になったことがわかった。NTTは昨年度は前年比で107万人増加、前年同期比2.5倍、約178万人で歴代最多を更新。NTTの上場はバブル真っただ中の1987年2月。初値160万円、2カ月後には最高値318万円まで上がった。当時は財テクと呼ばれる投資ブームがあった。その後、バブル崩壊など株価は大きく下落。長年塩漬けの高齢株主も多い。窪田朋一郎氏はNTT株が個人投資家に人気の理由は3つあるという。1・単価が安い。1987年は1株318万円だった。そこからより多くの人に投資をしてもらいたいということで何度も株式の分割を行った。去年の7月には1株を25分割にしたことによって最低投資金額が約40万円だったが現在は約1万5000円となった。2・日本最大の通信事業者で株価が安定。2012年頃から右肩上がりになっている。今年5月に今年度の減益の見通などがあり株価が下がっているが長期的にみて安定した株とのこと。3・配当金が高い。配当額は20年間で10倍以上に増えている。優待も充実している。100株以上保有した場合にdポイントを2年以上持っていると1500ポイント。5年以上持っていると3000ポイントもらえる。課題として国内で人口減少進んでいる。海外投資家を取り込むための事業などを展開できるかが今後のポイントになってくるとのこと。