テーマ「TOPIX見直しを左右する8月」。大和総研・神尾篤史の解説。東証が進めるTOPIX見直しの第2段階が今年10月に始まる。現行制度で対象市場は旧東証1部だが、新制度ではプライム市場、スタンダード市場、グロース市場すべての銘柄が対象となる。現行はない定期入れ替えが新制度では毎年10月に年1回の銘柄入れ替えがある。銘柄選定条件は年間売買代金回転率と浮動株時価総額になる。浮動株とは上場株式数から大株主上位10位の保有株式数や役員保有株式数、自己株式数などを除いたもの。浮動株時価総額の選定基準の追加基準は累積比率上位96%以内、継続基準は累積比率上位97%以内。選定銘柄数は約1050銘柄と言われている。新たにスタンダード・グロース市場から50銘柄採用される。 継続基準の浮動株時価総額は約360億円がライン。(JPX総研試算)。今後のスケジュールは2026年10月に初回の定期入れ替えがあり、2027年10月に初回の定期入れ替えで継続選定されなかった銘柄の再評価があり、2028年10月に第2回定期入れ替え、それ以降は毎年定期入れ替えが行われる。ポイントは「8月の株価」。浮動株時価総額の算出は8月各営業日の「株価×上場株式数×浮動株比率」平均。浮動株比率は2025年1月~12月決算の有価証券報告書等で算出済み。2027年10月の再評価で継続基準を満たす銘柄の段階的ウエート低減を停止する。中小型株が中心になってきて個人投資家の強みが発揮できる。
