外科閉鎖 医師確保できず 外科医半減の理由。医師不足、痛みこらえ”手術待ち”。河野さんは外科医減少の理由を、勤務時間が長い、他の科に比べ一人前になるまで時間がかかる、給与が勤務料に見合っていない、医療訴訟のリスクが高い、などとしている。安部さんは「サービス残業させやすい、構造的にも法律的にも」、玉川さんは「過酷すぎますもんね、いつ呼び出されるかもしれないし」などと話した。
外科医不足 医学部女性増も 外科は7.7%。河野さんは「女性も外科医として働ける環境をつくることで女性外科医を増やすことが必要」としている。医学部医学科に進学した女子学生は増えている。一方、外科医は男性92.3%・女性7.7%(35歳以上で急速に減少)。渋谷さんは「基本的に外科もそうなんですけど医療界が昭和の男性文化なんですよ。それがほんとにはびこっているので時代に追いついてないというのが一番大きい」などと話した。
女性外科医 キャリアに壁 外科医療の”特殊事情”。消化器外科・河野恵美子医師の経歴を紹介。6年目(35歳)に出産→退職。河野さんは「年間約800件の手術を7人の医師でこなしていた。出産予定日は7月初旬だったが当時の上司には6月30日まで働いてほしいと言われた」「出産後も働き続けている女性医師は周囲にいなかった。産休育休中は代わりの医師が補充されない、退職して代わりの人を派遣してもらわないと同僚に負担をかけてしまうので退職することにした」という。7年目、子どもが1歳になり復職(別の病院)。河野さんは「最初半年間は子どもがいるという理由で主治医も外来も任せてもらえなかった。仕事は週に2日の助手だけ」だったという。河野さんの当時の1日の過ごし方なども紹介された。女性医師に立ちはだかる外科の「壁」。(1)キャリア形成に重要な時期と出産・育児の時期が重複。(2)執刀機会などに男女格差。河野さんは「主治医制ではなくチームで患者を診るようにして負担を分散するなど男女ともに働き方改革を進める必要がある」としている。
外科医不足 医学部女性増も 外科は7.7%。河野さんは「女性も外科医として働ける環境をつくることで女性外科医を増やすことが必要」としている。医学部医学科に進学した女子学生は増えている。一方、外科医は男性92.3%・女性7.7%(35歳以上で急速に減少)。渋谷さんは「基本的に外科もそうなんですけど医療界が昭和の男性文化なんですよ。それがほんとにはびこっているので時代に追いついてないというのが一番大きい」などと話した。
女性外科医 キャリアに壁 外科医療の”特殊事情”。消化器外科・河野恵美子医師の経歴を紹介。6年目(35歳)に出産→退職。河野さんは「年間約800件の手術を7人の医師でこなしていた。出産予定日は7月初旬だったが当時の上司には6月30日まで働いてほしいと言われた」「出産後も働き続けている女性医師は周囲にいなかった。産休育休中は代わりの医師が補充されない、退職して代わりの人を派遣してもらわないと同僚に負担をかけてしまうので退職することにした」という。7年目、子どもが1歳になり復職(別の病院)。河野さんは「最初半年間は子どもがいるという理由で主治医も外来も任せてもらえなかった。仕事は週に2日の助手だけ」だったという。河野さんの当時の1日の過ごし方なども紹介された。女性医師に立ちはだかる外科の「壁」。(1)キャリア形成に重要な時期と出産・育児の時期が重複。(2)執刀機会などに男女格差。河野さんは「主治医制ではなくチームで患者を診るようにして負担を分散するなど男女ともに働き方改革を進める必要がある」としている。