昨日石破総理はアジア太平洋経済協力会議とG20に参加するためペルーに到着した。会議には習国家主席も出席した。東京財団政策研究所・柯隆さんはこの件について今回中国からの要望と聞いたと述べた。中国経済が厳しい状態にあるなか、日本企業は技術の源であり、技術を得たいという点と日本企業が大挙して中国を離れる可能性が出てきたため、石破首相にとどまることをお願いするのではと述べた。ペルーは習国家主席を国賓として迎える等厚遇をしている。チャンカイ港ではペルーを一帯一路の要衝と位置づけ港を中心拠点として重要視している。ペルー側も港の開港でGDPの1.8パーセントの経済効果を見込んでいる。これについて柯さんは、アメリカの裏庭に入っていくことは中国にとって鉱物資源と穀物があるため重要性があると述べた。次期トランプ政権については、対中強硬派のルビオ氏を国務長官に任命すると発表した。米中対立が予想される中、石破首相の外交手腕が試される。