シンボルのテラスドームが印象的な葛西臨海水族園。ペンギンや黒マグロど海の生き物たちの展示施設をはじめ、緑豊かな周辺の敷地は都民の憩いの場として愛されている。東京の人気スポットも開園して35年。施設の老朽化などの理由から、今リニューアル計画が進められている。一方、都議会からは指摘が。樹木1700本の内600本を伐採することが明らかになった。東京都建設局の担当者は「病気による倒木や枝折れの危険性があったり、移植しても枯れたりする可能性が高いものと生態系に悪影響を及ぼす外来種を伐採」と説明している。残る1100本の内、800本も別の場所に移植され、元の場所に残るのは300本。議会から生態系への悪影響を懸念する声も上がっている。東京都建設局の担当者は「緑の保全にも配慮していく」と説明。計画は予定通り進められる見通しで、新しい施設は2028年3月オープン予定。