おととい、都知事選への出馬表明を行った蓮舫参院議員はきょう午前、立憲民主党の同僚議員に支援を求め、午後には、都議会各派を訪問した。身内である立憲民主党都議団のほか、共産党都議団からも歓迎を受けた。蓮舫氏は、自民・公明・都民ファーストの会などの会派には、挨拶を行わなかった。都議会ではきょう、小池都知事は所信表明で、無駄をなくす取り組みで、この8年間で約8100億円の新たな財源を生み出してきたなどとし、選挙目当てではないかと蓮舫氏が指摘した都庁のプロジェクションマッピングについては、国内外から20万人以上に楽しんでもらい、観光スポットになっているなどと述べた。8年の実績とともに、現在の都政の継続を訴えていた。蓮舫氏は、小池都知事の所信表明について、各局からあがってきたものをつないだ原稿で、熱がないと感じたなどと話した。都民ファーストの会の森村代表は、自民党の政治とカネの問題を、小池都知事の問題であるかのようにレッテルを貼るのは、都民をバカにし過ぎじゃないのかなどと発言した。蓮舫氏は、これに対して、都民をバカにすることは一度もない、都民への批判的な発言として指摘するほうがいかがなものかなどと反論した。都知事選には、広島・安芸高田市の石丸市長や、田母神元自衛隊空幕長ら20人以上が出馬を表明している。